意見書第3号
湾岸戦争の戦費支出、国連等諸機構への自衛隊派遣に反対する意見書
イラクのクウェート侵略に始まった湾岸戦争は、大きな被害を残して終結した。
湾岸戦争への戦費の支出についての補正予算は国会で成立したが、戦費支出と自衛隊派遣の持つ問題点は、戦争が終結したからといって解決したわけではなく、その違憲性を主張する国民世論は大きいものがある。戦争終結後の費用支出と国連平和維持機構等への参加の問題を含め、日本はあくまで軍事協力につながる協力をすべきではないことは、憲法第9条の要請するところである。
よって政府におかれては、湾岸戦争への戦費支出の停止と国連平和維持機構等について軍事的協力につながる参加をしないよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成3年3月12日
滋賀県議会議長 岩永 峯一
(宛先) 内閣総理大臣 大蔵大臣 外務大臣