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意見書・決議の詳細情報

意見書第4号 老人医療費の本人負担増に反対する意見書

番号
意見書第4号
(平成03年)
議決年月日
平成03年3月12日
結果
否決

本文

意見書第4号

       老人医療費の本人負担増に反対する意見書

 海部内閣は、現在、老人保健制度の再改悪により老人に対する医療費一部患者負担を大幅に引き上げようとしており、高齢者、国民の間に大きな不安と怒りが広がっている。
 老人保健制度は、1983年2月、それまで10年続いた老人医療費無料制度を廃止し、有料化に踏み出した。また、1987年には自己負担額がさらに引き上げられ、同時に老人医療費の負担方法が労働者の医療保険からの拠出金を年々ふやす仕組みに変更された。そのため、老人はますます医者にかかりにくくされ、労働者も保険料の高騰に泣かされるなど、老人保険制度の矛盾が顕著になってきた。
 今回の改正案は、老人患者の自己負担額を外来で現行一カ月800円を1,000円に、入院でも1日400円を800円に引き上げるというもので、老人には過酷な犠牲を強いる反面、国の負担を逆に40億円も減らすという内容である。
 よって政府におかれては、今日の高齢者の置かれた深刻な現状を認識され、医療費の新たな負担増を招く老人保健法改悪を直ちにやめるよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

 平成3年3月12日
                  滋賀県議会議長  岩永 峯一

(宛先) 内閣総理大臣 大蔵大臣 厚生大臣

会議録

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