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意見書・決議の詳細情報

意見書第15号 青少年向け有害図書等追放対策の強化に関する意見書

番号
意見書第15号
(平成03年)
議決年月日
平成03年7月11日
結果
可決

本文

意見書第15号

    青少年向け有害図書等追放対策の強化に関する意見書

 次代を担う青少年の健全な育成を図るためには、家庭、学校、地域が一体となった青少年にふさわしい環境づくりが必要であり、とりわけ青少年の性の問題に関しては、家庭、学校における指導、教育はもとより、青少年を取り巻く社会環境の整備についても十分な配慮を行うことが重要である。
 しかるに、最近、性的感情を著しく刺激する露骨な性描写や扇情的ストーリーが大部分を占める青少年向けコミック本や雑誌、ビデオ等が数多く販売され、青少年が容易に入手できる状況にあり、心身ともに成長過程にある青少年に悪影響を与えており、憂慮にたえない状況となっている。
 本県においては、青少年の健全育成に関する条例に基づき、青少年にとって有害な図書等を指定し、青少年への敗売等を禁止する措置をとるとともに、青少年に好ましくない図書等をなくす運動を展開しているところである。また、出版業界等においても、種々の自粛対策が講じられてはいるものの、今日の出版、販売等の実情を見るとき、さらに全国的な取り組み、対策を強化する必要がある。
 よって政府におかれては、表現の自由を尊重しつつ青少年の健全な育成を図る観点から、所要の法体系の整備についても検討を進められるよう強く要望する。

 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

  平成3年7月11日
                   滋賀県議会議長 伊夫貴 直彰

(宛先) 内閣総理大臣 法務大臣 文部大臣 厚生大臣 自治大臣 総務庁長官 警察庁長官

会議録

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