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意見書・決議の詳細情報

意見書第8号 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の長距離ミサイルの開発に関する意見書

番号
意見書第8号
(平成05年)
議決年月日
平成05年10月12日
結果
可決

本文

意見書第8号

   朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の長距離ミサイルの開発に関する意見書

 現在、朝鮮半島は、軍事的に世界で最も緊張の高い地域であり、北朝鮮の核開発とミサイル開発が結びつけば、我が国周辺を取り巻く国々が極めて危険な状態にさらされる。
 このような中で今般、北朝鮮が新型長距離ミサイル「労働1号」(射程距離1,000キロメートル)を開発し、すでに日本海に向けて発射実験を行い、成功したことは、政府もその事実関係を確認している。
 現段階において、我が国の防衛体制は、これに対処する十分な能力を持ち合わせておらず、このような状態が、恒常的になるならば、国民の生命、財産が危機にさらされ、国民は不安と恐怖感を抱き、国防に対する不信の念を惹起しかねないものとなっている。
 よって、政府におかれては、国民に対し、我が国の置かれている立場を明らかにするとともに、専守防衛の観点から、米国が提唱している「戦域ミサイル防衛(TMD)計画」への参加を早急に検討するとともに、不断の外交努力を通じ、アジア・太平洋地域の平和と安定のため、北朝鮮に対して核の廃棄とミサイルの破棄を申し入れるよう強く要請する。

 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

 平成5年10月12日
                 滋賀県議会議長 田 中  雄

(宛先) 内閣総理大臣 外務大臣 防衛庁長官

会議録

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