意見書・決議の詳細情報

番号

意見書第15号
(平成07年)

議決年月日

平成07年12月19日

結果

可決

本文

意見書第１５号

　　　　高速増殖原型炉「もんじゅ」の事故原因の徹底究明と事故再発防止を求める意見書

　去る１２月８日に、高速増殖原型炉「もんじゅ」において発生した冷却材のナトリウム漏出事故は、周辺住民はもとより隣接する滋賀県民に大きな不安と危惧の念を与えた。
　このような事故は、県民生活の安全を守る立場から、安全管理の体制に問題があると言わざるを得ない。
　また、今回の事故の本県への連絡について、迅速性を欠いたことなど、その対応に問題があったことは、誠に遺憾である。
　よって政府におかれては、事故原因の徹底した究明と万全の対策を早期に講じられるとともに、情報の的確な公開と信頼の回復に努められるよう強く要望する。
　併せて動力炉・核燃料開発事業団に対し、関係自治体への迅速的確な通報連絡体制の確立と安全管理の強化について、厳しく指導するよう要望する。
　以上、地方自治法第９９条第２項の規定により意見書を提出する。

　　平成７年１２月１９日
　　　　　　　　　　　　　　　　　滋賀県議会議長　黒　川　　　治

(宛先)　内閣総理大臣　通商産業大臣　科学技術庁長官　資源エネルギー庁長官

会議録