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意見書・決議の詳細情報

意見書第8号 茨城県東海村の「臨界事故」等に関する意見書

番号
意見書第8号
(平成11年)
議決年月日
平成11年10月7日
結果
可決

本文

意見書第8号

     茨城県東海村の「臨界事故」等に関する意見書

 去る9月30日に、茨城県東海村の民間事業所のウラン加工施設で事故が発生し、作業員等数十名が被ばく、半径10キロメートル以内31万人の住民が見えない恐怖におそわれているこの臨海事故は、企業活動として到底許されないものであり、我が国の原子力史上、例のない重大で最悪の事故である。
 今回の事故により、国民・県民に及ぼした影響は、甚大なものであり、原子力の安全性に対する不信感、不安感を増大させることとなり、誠に遺憾である。
 核燃料物質を取り扱う再処理工場や核燃料加工工場では、このような臨界事故が起こらないよう細心の注意を払い、万全の安全管理を期すべきことが基本であるので、この事故を重く受け止め、厳正に対処されるよう望むものである。
 よって政府におかれては、下記事項について特段の対応をされるよう強く要望する。
                記
1.今回の事故原因の徹底究明とこのような事故が二度と起こらないよう、国民の健康と安全な暮らしを守る立場から再発防止策の確立に万全を期すること。
2.核物質を取り扱う再処理工場や核燃料加工工場をはじめ、原子力発電所の安全性を再点検し、放射性物質の取り扱いを含む安全管理、危機管理を徹底するとともに原子力に携わる職員の再教育訓練等の指導を徹底すること。

 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

  平成11年10月7日
                 滋賀県議会議長  滝   一 郎

(宛先)内閣総理大臣 通商産業大臣 科学技術庁長官

会議録

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