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意見書・決議の詳細情報

意見書第15号 森林整備加速化・林業再生基金事業の拡充および延長を求める意見書

番号
意見書第15号
(平成23年)
議決年月日
平成23年10月12日
結果
可決

本文

意見書第15号

   森林整備加速化・林業再生基金事業の拡充および延長を求める意見書

 我が国の森林はまさに今、戦後造林してきた人工林が伐採期を迎えつつあり、この資源を活用して、森林や林業の再生を図ることが疲弊した地方を再生し、持続可能な循環社会を構築する鍵であると言える。
 このような中、本県においては平成21年度に創設された森林整備加速化・林業再生基金事業を活用して、川上から川下に至る関係者が一体となって地方の視点で創意工夫を図り、琵琶湖の保全や地球温暖化防止に向けた森林吸収源対策として、間伐や路網整備等の森林整備を進めるとともに、木材加工施設の整備や間伐材の流通、木造公共施設の整備を積極的に進めてきたところである。
 このような木材の生産から加工や流通、利用までの総合的な取組によって、地域における木材供給が活発になるなど、一定の成果が出始めているところであり、また、東日本大震災の復興に向けて、住宅建設などに供する木材を全国的に安定供給していくことが急務となっている。
 しかしながら、森林整備加速化・林業再生基金事業は、平成23年度末をもって終了することになっており、このままでは森林や林業の再生に向けた改革として途についたばかりの取組が道半ばで停滞することになる。
 これからも川上から川下に至る関係者が一体となって連携を図り、総合的に施策を展開していく必要があり、弾力的かつ機動的な取組を可能とする当該基金事業は今後とも不可欠な事業である。
 よって、国会および政府におかれては、東日本大震災の本格的な復興に向けた平成23年度補正予算の編成に当たって、森林整備加速化・林業再生基金事業を拡充および延長されるとともに、森林や林業の再生に必要な安定的な財源を確保されるよう強く求める。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成23年10月12日

              滋賀県議会議長  家  森  茂  樹

(宛先)衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、農林水産大臣

会議録

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