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意見書・決議の詳細情報

意見書第24号 受診時定額負担の導入に反対する意見書

番号
意見書第24号
(平成23年)
議決年月日
平成23年12月21日
結果
可決

本文

意見書第24号

   受診時定額負担の導入に反対する意見書

 政府は、高額療養費の負担軽減の財源確保のために、医療機関を受診したときに新たな負担を求める受診時定額負担の導入を検討している。
 しかしながら、本来、高額療養費制度は保険加入者全体で支える仕組みであり、高額療養費の自己負担の上限を引き下げるための財源については、税財源などの公費や保険料により対応すべきものであるが、その負担を別の疾患で治療中の患者に求めようとする受診時定額負担の導入は、国民全体で支え合うという国民皆保険制度の根幹を揺るがすものと言わざるを得ない。
 また、受診時定額負担の導入は受診者に更なる負担を強いるものであり、このことによって国民の受診抑制へとつながりかねず、症状の重篤化を招くことが危惧されている。
 よって、国会および政府におかれては、国民が安全で安心な医療を受けられる充実した医療体制を確保するために受診時定額負担を導入されないよう強く求める。

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

  平成23年12月21日

              滋賀県議会議長   家  森  茂  樹 

衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣

会議録

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