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意見書・決議の詳細情報

決議第1号 東日本大震災で発生した災害廃棄物の処理に関する決議

番号
決議第1号
(平成24年)
議決年月日
平成24年3月23日
結果
可決

本文

決議第1号

   東日本大震災で発生した災害廃棄物の処理に関する決議

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災が発生してから1年が経過した。この大震災により、岩手県、宮城県、福島県の3県で、約2,253万トンもの大量の災害廃棄物が発生したが、これは、岩手県で通常の一般廃棄物の排出量の約11年分、宮城県で約19年分の量であり、その処理は喫緊の課題となっている。
 こうした中、政府は、岩手県および宮城県の災害廃棄物について、全国の自治体に広域処理を呼びかけているが、全くと言っていいほど、受入れが進んでいないのが現状である。
 被災地の復旧、復興は、全ての国民の願いであるが、震災で発生した多くの災害廃棄物が被災地に残ったままの状態では、真の復興はあり得ない。
 よって、県においては、東日本大震災で発生した災害廃棄物の処理を促進するため、下記の措置を講ずるよう強く求める。

                      記

1 国に対して、科学的な知見により放射性物質の影響を検証し、放射線量の測定等十分な体制を整えるとともに、災害廃棄物処理に関する説明責任を果たすよう求めること。
2 県民に対する安全性が十分に確認された災害廃棄物の受入れを県内市町に対し要請するとともに、市町との情報の共有化に努めること。

 以上、決議する。

  平成24年3月23日

                        滋 賀 県 議 会

会議録

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