意見書・決議の詳細情報

番号

決議第1号
(平成26年)

議決年月日

平成26年3月24日

結果

可決

本文

決議第１号　

　　　　　　　　計画的な河川整備の着実な推進等を求める決議

　本県議会は、平成26年３月24日、議第82号滋賀県流域治水の推進に関する条例案を賛成多数で可決した。
　本条例は、その基本理念の中で、河川の整備が洪水による河川等の氾濫を防ぐための基幹的な対策であることから、流域治水は、河川の整備を計画的かつ効果的に実施することを旨として推進されなければならないとしている。河川の整備を着実に推進することは、河川管理者の責務であり、流域の住民の切なる願いである。
　特に、大戸川流域については、過去から幾度となく水害に見舞われ、平成25年台風18号による大雨でも甚大な被害を被っており、抜本的な対策を講ずることが喫緊の課題である。県当局は、同流域が含まれる淀川水系河川整備計画が定められるに当たり、優先順位の問題から大戸川ダムを同計画に位置付ける必要はないとの意見を国に提出し、その結果、同計画ではダム本体工事は当面実施しないこととされた。しかし、このような大災害が本県でも現に発生し、水害と河川整備に関する県民の危機意識も高まるなど、当時とは事情が大きく変化した今日では、その意見の前提となっている平成20年11月11日付けの四府県知事合意を、甚大な被害をもたらした台風18号災害の検証を踏まえ適正に見直すべきである。
　よって、県当局においては、計画的な河川整備の着実な推進を始め、治水安全度を高めるために必要な措置を県民の目に見える形で講ずるよう強く求める。

　以上、決議する。

　　平成26年３月24日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　滋　賀　県　議　会

会議録