意見書第24号
米の市場開放阻止に関する意見書
米は、我が国民の主食であるとともに農業の基幹作物であり、生産者および生産者団体は最近の米の過剰事態を踏まえ、行政と一体となって厳しい生産調整に取り組み、需給均衡の回復および低コスト生産に懸命の努力をしている。
このような状況下にあって、仮に米の市場が開放されたならば、我が国農業はもとより地域経済、さらには国民生活にはかり知れない打撃をもたらすこととなる。
よって政府におかれては、我が国の農業の持つ多様な機能を守る立場から、下記の事項を実現されるよう強く要望する。
記
米は、今後とも国内で完全自給することとし、米の市場開放は絶対に行わないこと。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成元年12月22日
滋賀県議会議長 西 村 政 之
(宛先) 内閣総理大臣 大蔵大臣 外務大臣 農林水産大臣 経済企画庁長官