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意見書・決議の詳細情報

意見書第20号 地域の医療機関に対する経営支援の拡充・継続を求める意見書

番号
意見書第20号
(令和02年)
議決年月日
令和2年10月9日
結果
可決

本文

 新型コロナウイルス感染症と対峙する最前線は医療の現場であり、医療従事者の献身的な努力に対しては、改めて敬意と感謝を表するところである。
 感染症の拡大に対抗するためには、医療体制の充実が強く求められるが、医療機関においては、感染拡大に伴う患者の減少や予定手術の延期などにより収益が減少する一方で、施設整備や備品購入などの感染防止策の徹底などによりコストが増加し、経営が非常に厳しい状況に陥っている。
 一般社団法人日本病院会、公益社団法人全日本病院協会および一般社団法人日本医療法人協会が実施している「新型コロナウイルス感染拡大による病院経営状況調査」においても、病院の外来患者数・入院患者数は対前年比で大幅な減少が続き、全国の病院の約3分の2が赤字になっているとされている。
 現在、緊急包括支援事業による医療機関への支援が実行されつつあるが、依然として医療機関の経営状況は深刻であり、長期化すれば地域医療を支える医療機関の経営破綻につながり、新型コロナウイルス感染症への対応が不可能になるおそれがあるのみならず、地域医療が崩壊する危険性を含んでいる。
 よって、国会および政府におかれては、地域医療の崩壊を招かないため、地域の医療機関に対する十分な経営支援を拡充・継続されるよう強く求める。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

   令和2年10月9日
                      滋賀県議会議長 細 江 正 人

(宛先)衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣

会議録

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