6月23日午前10時40分ごろ、高島市の陸上自衛隊饗庭野演習場で訓練中に発射された120mm迫撃砲弾一発が敷地境界を越え、演習場から西に約1km離れた山林に落下した。
過去6年で今回を含め4件の場外着弾事案が続いており、県民の命と安全を根底から揺るがす極めて遺憾な事態である。
今行われている日米共同訓練では、世界最強と言われる米陸軍の戦闘ヘリと陸上自衛隊の対戦車ヘリが空中から地上の標的を射撃するもので、饗庭野演習場ではかつてない危険な戦闘訓練が行われようとしている。
三日月知事が「これまでも饗庭野演習場の外に被害が及ぶことがあった。大変遺憾、極めて重大な事案で強く抗議する」と述べ、「防衛省に同演習場で全ての実弾射撃訓練を即刻中止するよう求める」としたのは当然のことである。
よって、政府におかれては県民の命と安全を確保するため、このような事態のもとでの日米共同訓練を即刻中止することを強く求める。
以上決議する。
令和3年6月24日
滋 賀 県 議 会