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意見書・決議の詳細情報

意見書第12号 警察官の増員に関する意見書

番号
意見書第12号
(令和03年)
議決年月日
令和3年10月8日
結果
可決

本文

 本県は、近畿、中部、北陸の各経済圏の結節点に位置し、各圏域を結ぶ主要幹線道路が縦横に走り利便性が高いことなどから、全国でも数少ない人口増加県となっている。
 このような中、本県の治安情勢においては、ストーカー・DVの相談や児童虐待の通告といった人身安全関連事案の受理件数が年々増加傾向にあるとともに、サイバー犯罪に関する相談の受理件数が過去最高となった。また、高齢者等を対象にした特殊詐欺の被害も高い水準で推移しているほか、児童買春・児童ポルノ禁止法違反といった少年の福祉を害する犯罪も増加しており、中でもSNS の利用をきっかけとして被害にあう子供が増加している。そうしたことから、子供から高齢者までの全ての県民が安全で安心して暮らすことのできる地域社会の実現には、根本的な対応が必要な状況である。
 しかしながら、本県の警察官の定数は平成29年度以降据え置かれ、警察官1人当たりの負担人口は全国3 位の621.8人と全国平均である490.3人を大きく上回っており、本県の警察官の負担は極めて大きい状態が続いている。
 よって、国会および政府におかれては、このような本県の情勢を十分に勘案の上、県民生活の安全と平穏を確保するため、本県警察官の増員が図られるよう強く求める。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

   令和3年10月8日
                       滋賀県議会議長 富 田 博 明

(宛先)衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国家公安委員会委員長、警察庁長官

会議録

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