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意見書・決議の詳細情報

意見書第19号 看護婦不足の解消を求める意見書

番号
意見書第19号
(平成02年)
議決年月日
平成02年7月12日
結果
否決

本文

意見書第19号

        看護婦不足の解消を求める意見書

 医療の現場では、看護婦不足による過酷な労働の結果、健康破壊、相次ぐ退職が起こり、それが看護婦不足に拍車をかけるという悪循環が起こっている。
これは、医療の充実という今日の国民的要請に逆行するものであり、看過できない。
 夜勤は複数で月8日以内の人事院判定(1965年)が25年たっても守られず、ILOの看護職員の雇用と労働生活条件に関する勧告つき条約の採択にも棄権した政府の責任は重大である。
 深刻化する看護婦不足を解消するために、こうした姿勢を改め、国の責任ある対応が今日求められるところである。
 よって政府におかれては、看護婦の需給見通しを見直し、夜勤制限の徹底、生休、年休の完全取得、週休2日制を実施するにふさわしい看護職員の大幅増員、確保計画などを至急検討し、その予算化と賃金水準の引き上げ、看護婦にふさわしい社会的地位の向上などの待遇改善を図られるよう強く要求する。

 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

 1990年7月12日
                滋賀県議会議長  岩 永 峯 一

(宛先) 内閣総理大臣 大蔵大臣 厚生大臣 自治大臣

会議録

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