受理番号:請願第2号
聴覚障害者の社会参加を制限する法令の早期改正を求めることについて
請願要旨
医師法、薬剤師法などの医事・薬事関係法を中心とした法令は、「耳が聞こえない者、口がきけない者」を絶対的欠格事由に規定し、個々の能力も事情も一切関係なく一律に免許や資格の取得が認められていない。
また、著作権法や公職選挙法では手話通訳や字幕を付けることについて制約があり、間接的に聴覚障害者の社会参加を制限している。「完全参加と平等」を求める聴覚障害者にとって「法の壁」による苦痛と不利益は甚だしいものがある。
ついては、ノーマライゼーションの理念に基づき、聴覚障害者の社会参加を制限する法令を早期に改正するよう、国へ意見書を提出されたい。