受理番号:請願第5号
「総合リハビリテーションセンター」(仮称)の早期整備について
請願要旨
本県の身体障害者数は、平成11年3月末現在、37,121人(身体障害者手帳所持者)で、10年前(平成元年3月末)から約1万人増加している。
この中で、脳卒中の後遺症による障害者と、循環器疾患による心臓機能障害者の増加が著しいが、いずれの障害者も中高齢者に多発する傾向がある。
一方、障害児童は年々重複、重度化し、障害児学校で辛うじて療育を受けているが、卒後の適切なリハビリテーションの場がない。
多発するこれらの障害者の社会復帰(自立)には、医学的、心理・社会的、職業的リハビリテーションが総合的、体系的に提供される総合リハビリテーションセンターがどうしても必要である。
ついては、障害者・患者の社会復帰を最も効果的に、また、体系的に支援する「総合リハビリテーションセンター」(仮称)の整備について、近畿各府県では、本県だけが未整備となっており、「くらし安心県」として、是非早期に整備願いたく請願する。