受理番号:請願第1号
「核兵器廃絶と非核三原則の堅持を確認する決議」を求めることについて
請願要旨
核兵器廃絶を求める世界の世論は、年々大きくなっているが、その一方で、米ロ両国やイギリスも未臨界核実験を実施している。さらに、インド、パキスタン両国も核兵器を保有しており、互いの紛争が核戦争になりかねない状況にあり、世界から核兵器を廃絶させるためには、なお一層「核兵器を廃絶せよ」という世界世論の盛り上がりが必要である。
そうした中で、唯一の被爆国である日本が、国連等の場を通して、核兵器廃絶に向け世界により積極的に働きかけていくことが大切である。また、国内にあっては、国是である非核三原則を堅持し、さらにこの原則を世界に広めていくことが求められている。
本県には、昭和34年に核兵器の禁止を唱った県宣言があり、今こそ、この決議をいかす時である。また、県下50の市町村すべてで、核兵器の廃絶と非核三原則の堅持を盛り込んだ非核平和宣言が採択されており、この思いは、思想信条や政治的立場をこえた圧倒的な県民の願いである。
ついては、このような事態を踏まえ、核兵器廃絶と非核三原則の堅持を確認する決議を挙げ、政府に送付されたい。