受理番号:請願第2号
社会保障制度緊急改善要求に向けた国の財政措置を求めることについて
請願要旨
政府・与党は1兆5,100億円もの医療費負担増を伴う健康保険改悪法を強引に成立させた。昨年10月からは、高齢者の窓口1割負担が実施され、4月にはサラリーマンの窓口3割負担を実施しようとしている。
その上、医療だけでなく年金の給付削減につながる物価スライドの凍結解除、介護保険料・利用料の引き上げも同様に実施しようとしている。こうした国民生活に直接関わる改悪を次々と行い、2003年度予算では社会保障費を2,200億円もカットしようとしている。
不況のときこそ国の負担を増やし、国民生活の改善、景気回復のためにも医療・年金・介護などの社会保障を充実することが必要であることから、次の事項について意見書を提出されたい。
記
1.健康保険本人3割負担、高齢者の窓口負担増、保険料の引き上げなどの医療改悪実施を中止すること。
2.介護保険料の引き上げを行わないこと。同時に保険料・利用料の減免を行うこと。
3.国民健康保険料・税を引き下げ、保険証の取り上げを止めること。
4.物価スライドを口実にした年金給付額の引き下げを行わないこと。