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琵琶湖の外来魚と水草の対策強化について

請願第22号 琵琶湖の外来魚と水草の対策強化について

受理番号
請願第22号
受理年月日
平成22年12月7日
付託委員会
環境・農水常任委員会
継続審査状況
議決年月日
議決結果
採択(知事に送付)
紹介議員
木沢成人
佐橋武司
西川敏輝
梅村正

内容

受理番号:請願第22号
 琵琶湖の外来魚と水草の対策強化について

請願要旨
1 公費(国費と県費)で駆除された琵琶湖の外来魚(ブラックバス、ブルーギル、約400トン)が、この2年間、県外に流失したままである。入札の結果とはいえ、県外の飼料加工会社が落札し、飼料は県外に販売されている。
 このため、県内の飼料プラントは仕事を失い、県内の畜産農家は優良な魚粉を入手できないことになった。この状況は県民から見れば不合理であり、地球環境に優しくない。また、県内で発生している魚のあらをあわせれば、飼料プラントの経営は十分に成り立つこともわかってきた。
 そこで、地産地消と地域振興の観点から、琵琶湖の外来魚を県内で飼料化し、畜産振興に役立つよう支援されたい。

2 琵琶湖の水草は、10万トンも繁茂していると言われ、年々拡大する一方である。昨年度の除去量は3,810トンで、1億1,500万円の公費が使われている。しかし、除去した後から繁茂が進んでおり、この程度では根絶は難しく、琵琶湖本来の生物多様性を回復させることは困難である。また、除去された水草は、知事からの回答によれば、土壌改良材として県内4箇所に運び込まれているが、放置されているに等しい状況である。
 私たちは、こうした問題を解決していくために、滋賀県の施策に民間の活力を加え、刈り取り事業者、飼料化・堆肥化プラント事業者、畜産農家・園芸農家がリンクした取り組みを進め、除去量をふやして、地域に新しい環境経済を創出することを提案している。
 また、これらの提案を実現する過程では、琵琶湖の水草と底質の安全性や飼料成分の確認、家畜の肥育試験に多くの費用が必要であり、県機関での検査、分析を協力願いたい。

 上記の趣旨に基づき、県施策の強化と予算の増額、県民活動への支援が実現するよう請願する。

会議録

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