受理番号:請願第6号
「拡声機規制条例」の制定に反対することについて
請願要旨
滋賀県において、拡声機規制条例制定の動きがある。
この条例は、右翼団体の暴騒音を抑止するためと説明しているが、それのみならず正当な言論表現活動までが警察による規制や干渉の対象となることは明らかである。
また、現場の警察官に85デシベルを超える拡声機使用の停止命令権が与えられ、この権限の発動についての判断も現場の警察官に委ねられており、恣意的運用を招く危険が大きい。さらに、令状なしに立ち入り調査する権限まで警察官に与えられている。
右翼団体が組合や革新政党の集会などを妨害するために行っている暴騒音を規制するには、警察が万全な警備体制をとり、厳正な取り締まりをすれば、現行法規によって可能であり、市民の正当な言論表現活動にまで網をかける必要はない。
よって下記事項について請願する。
記
滋賀県において、憲法で保障されている言論表現の自由を規制する「拡声機規制条例」を制定しないこと。