受理番号:請願第4号
骨髄移植医療体制の拡充と整備について
請願要旨
かつて、不治の病と言われた白血病など血液の難病は、今では骨髄移植により完治が望めるようになった。こうした患者を救うため、厚生省の主導のもとに日本赤十字社の協力を得て、財団法人骨随移植推進財団が主体になって行う公的骨髄バンク事業が平成3年12月より開始され、非常に高い確率で移植を希望する患者に移植可能な骨髄提供希望者が見つかり、骨髄移植が実施されている。
しかしながら、無菌室などの医療施設の不足、医師や看護婦など医療従事者の不足等、我が国の医療体制の不備が大きな問題となっている。
ついては、下記事項について意見書を政府に提出されるよう請願する。
記
1、急増する骨髄移植のため、骨髄移植センターを全国各地に早急に設置すること。
2、遊休状態の無菌室を活用できるよう、骨髄移植に必要な周辺医療体制を整備し、医療スタッフを早急に増員すること。