受理番号:請願第1号
滋賀県が実施している医療費助成制度を守り「入院時食事療養費」も助成の対象とすることについて
請願要旨
健康保険法の改正により、入院給食が昨年10月1日から「入院時食事療養費」として健康保険の給付から外されることになった。乳幼児からお年寄りまで入院すれば、1日800円(2年間は600円)の負担となり、医療保険の自己負担分と合わせると大変な負担増になる。
医師の食事せんに従って提供される入院給食は、治療の一環であり、保険給付から外すこと自体不当である。
さらに、「老人医療費無料化助成制度」「乳幼児医療費助成制度」などの助成制度にも自己負担が課せられている。入院給食の自己負担の導入は、助成制度としての役割を低下させ、福祉施策を後退することにもつながりかねない。
ついては、滋賀県においても福祉政策を守り、県民が安心して医療を受けられるよう下記事項について請願する。
記
1、入院給食の患者負担について、乳幼児、老人、重度障害者、母子家庭を公費補助の対象とし、入院給食費を無料にすること。
2、低所得者世帯についても、すみやかに公費助成制度を創設し、入院給食を無料にすること。
3、入院給食の助成に当たっては、患者が窓口負担をしないで済む現物支給にすること。
4、国に対し、入院給食の患者負担制度の撤回を求めること。