受理番号:請願第1号
住専処理に国民の税金を使わないよう政府に意見書提出を求めることについて
請願要旨
乱脈経営で破綻した民間会社である住専(住宅金融専門会社)の穴埋めに、国民の血税(1人当たり1万円以上)が注ぎ込まれようとしているが、絶対に許せるものではない。そもそも国民にとって、この問題は何のかかわりもないものである。
大銀行を中心とする母体行こそ、住専をつくり、別動隊として不動産投機に資金をつぎ込ませ、膨大な不良債権を抱えさせた張本人である。しかも危なくなると農林系統金融機関に肩がわりさせようとし、みずからは融資を引き上げて損失の軽減を図るなど、その責任はまさに重大である。この母体行に責任をとらせることこそ問題解決の基本であり、事態をここまで深刻にさせてきた大蔵省の責任も追及されなければならない。
よって県民の総意で、徹底した真相究明を行うとともに、国民が納得できる措置をとるように、下記事項について政府に意見書を提出されるよう請願する。
記
1. 住専処理に国民の血税を一切使わないこと。
2. 1996年度予算案から住専処理に充てる6,850億円を直ちに削除すること。