受理番号:請願第5号
国立療養所比良病院の後医療として大津赤十字病院の誘致を求めることについて
請願要旨
結核医療施設として開設された国立療養所比良病院は、昭和49年4月に一般診療部門を併設拡充されて以来、地域住民の基幹的医療機関としてその役割を担ってきたが、国の「行革大綱」に伴う国立の病院、療養所の再編計画によって廃止の対象となった。本計画は、発表後10年を経過し着実に実施され、計画変更を望むどころか、単なる廃止もあり得るといった厳しい状況となっていることから、地域住民の不安は募り、困惑の度は深まるばかりである。
そのため、我々自身も大津赤十字病院誘致を掲げて署名運動に立ち上がったところ、大多数の方々の賛同を得て、思いのこもった多数の署名をいただいたことは、住民こぞっての強い意志のあらわれである。
ついては、何とぞ事情をお酌み取りいただき、下記事項の実現を関係機関に強く働きかけられるよう請願する。
記
1. 地域の基幹的医療機関の機能を果たしてきた国立療養所比良病院の後医療として、大津赤十字病院を早急に誘致すること。
2. 誘致する後医療施設については、地域の人口急増事情にかんがみ、医療需要を満たし、基幹的な役割が果たせるように、広域的な視野に立った医療施設として整備すること。