受理番号:請願第20号
「非核滋賀県宣言」決議を要請することについて
請願要旨
日本は被爆国として、今日まで非核三原則を国是としてきた。しかし、今もって世界には4万5千発もの核兵器が存在し、今までに行われた核実験はビキニ、ネバダ、ゼミパラチンスク、アルタイなど世界各地に広がり、その被害は悲惨をきわめ、民族の将来が大きく憂慮されている。
さらに「核不拡散条約」の無期限延長が決議され、核保有国のアメリカでは新しい世界支配のために必要とあれば核兵器の使用も辞さない状況であり、フランス・中国でも核実験が行われ、世界中の批判を浴びている。核兵器廃絶は今日世界の趨勢となってきている。
日本は核兵器の被害者として、また侵略戦争の加害者として日本国憲法で厳粛に戦争の放棄をうたった。そうしたなかで非核自治体宣言を決議した自治体は、全国で2,123市町村にのぼり、滋賀県内でも50市町村のすべてが決議するところとなった。このことは、核兵器の廃絶は県民すべての願いであることを示しているといえる。滋賀県議会におかれても、県民の願いにこたえて1日も早く下記の内容のもとに、「非核滋賀県宣言」を決議されることを要請する。
記
1. 核兵器を「作らない・持たない・持ち込まない」の非核三原則を厳守する。
1. 核兵器廃絶と核戦争防止の実現を求める
1. 県内を核戦場にさせないため必要と思われるすべての措置を講じる