受理番号:請願第9号
遺伝子組み換え食品の表示と輸入禁止を求めることについて
請願要旨
安全性が懸念される「遺伝子組み換え」の大豆、菜種、トウモロコシ、ジャガイモが日本に上陸し、加工品として市販されている。これらの遺伝子組み換え農産物は、大豆や菜種の場合、除草剤に強い遺伝子を組み換えしたもので強い除草剤漬けで栽培されている。また、ジャガイモやトウモロコシの場合は殺虫性の遺伝子を組み込んだもので、このジャガイモやトウモロコシの葉を食べた虫は死んでしまう。
このような危険なものを輸入して、国内で安全なものを作らず、自給率の向上に努めないというのは、83.4%の人が国産品を食べたいという総理府の調査に示された国民の声に反したものである。少なくとも、安全性に心配ある遺伝子組み換え食品については、その旨の表示が必要である。
ついては、住民の健康保持のために以下の事項の実現について関係機関に意見書を提出されたい。
1 遺伝子組み換え農産物およびこれを用いたすべての食品について、消費者が選択できるように表示を義務づけること。
2 遺伝子組み換え農産物および含有食品については、安全が確認されていないので、輸入認可を撤回すること。