受理番号:請願第6号
中学校歴史・公民教科書採択における公正かつ適正な教科書採択を求めることについて
平成24年度から4年間使用される県下の中学校の教科書が、各市町教育委員会によって本年度に採択されることになっている。
本年度の教科書採択は、新教育基本法および新しい学習指導要領が施行されて初めての本格的な採択であるだけに、それらの趣旨を十分に踏まえた採択がなされる必要があると考える。
そのため、教科用図書検定調査審議会が「教科書の改善について(報告)」(平成20年12月25日付)において教科書改善に当たっての基本的な方向性を示し、公正かつ適切な教科書を求めたところである。
これらを踏まえ、文部科学省は「教科書の改善について(通知)」(平成21年3月30日付)を各都道府県知事、各教育委員会委員長あてに出し、「公正かつ適切な教科書採択の実施について」として、教育基本法の改正や新しい学習指導要領を踏まえた教科書改善にあたっての基本的な方向性を参考にして、教科書の装丁や見ばえを重視することなく、内容を考慮した十分な調査、研究が行われ、適切な採択がなされることが必要と通知している。
滋賀県下の各自治体において、公正かつ適切な教科書採択がなされることにより、県下で学ぶ多くの中学生が「質・量」とも充実した教科書を使用できるよう、滋賀県教育委員会を督励して、各市町教育委員会に十分な指導・支援を行わせていただきたく、下記のとおり請願する。
記
1 中学校の教科書採択に当たっては、新教育基本法や新し い学習指導要領の趣旨を十分に踏まえた公正かつ適切な教 科書採択の実施がなされるよう促されたい。