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受診時定額負担導入に係る意見書の提出を求めることについて

請願第10号 受診時定額負担導入に係る意見書の提出を求めることについて

受理番号
請願第10号
受理年月日
平成23年11月29日
付託委員会
厚生・産業常任委員会
継続審査状況
議決年月日
議決結果
採択(意見書提出)
紹介議員
川島隆二
谷康彦

内容

受理番号:請願第10号
 受診時定額負担導入に係る意見書の提出を求めることについて

 今、我が国の医療は音をたてて崩壊しつつある。
 本年3月11日に発生した東日本大震災は未曾有の国難であり、原子力災害は今なお進行中である。被災地には、当然受けることができるはずの医療がない。また、厳しい経済環境により雇用回復は見通せず、家計は苦しさを増している。
 このような中、政府は、医療機関を受診したときに新たな負担を求める受診時定額負担を導入して、高額療養費の見直し財源にしようとしている。高額療養費自己負担の上限を引き下げるための財源は、本来、公費や保険料で賄うべきであり、別の疾患で治療中の患者に負担を求めるのは、国民全体で支え合うという医療保険制度の基本理念に反するものである。
 受診時定額負担の導入は、国民の受診抑制を招き、病状の重篤化が危惧されると同時に、外来診療免責制へとつながり国民皆保険制度の崩壊を導くことになりかねない。
 我々医療関係者は、国民が安全で安心な医療を受けられる充実した医療提供体制を確保していく責務がある。滋賀県議会におかれては、国民の生命と健康を守るため、本件について格別の御理解をいただき、地方自治法第99条による意見書を国会ならびに関係行政庁へ提出されるよう請願する。

会議録

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