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活断層の疑いが極めて高い敷地内に設置されている大飯原子力発電所3号機および4号機の運転停止を求める意見書の提出を求めることについて

請願第8号 活断層の疑いが極めて高い敷地内に設置されている大飯原子力発電所3号機および4号機の運転停止を求める意見書の提出を求めることについて

受理番号
請願第8号
受理年月日
平成24年12月17日
付託委員会
総務・企業常任委員会
継続審査状況
議決年月日
議決結果
不採択
紹介議員
冨波 義明
蔦田 恵子
梅村 正

内容

受理番号:請願第8号
 活断層の疑いが極めて高い敷地内に設置されている大飯原子力発電所3号機および4号機の運転停止を求める意見書の提出を求めることについて

 野田内閣総理大臣は、平成24年6月16日に原子力発電所に関する四大臣会合を行い、関西電力大飯発電所3号機および4号機を再稼働することを政府の最終的な判断として決定し、これを受けて、7月1日に3号機が、同18日には4号機が運転を再開した。しかし、この判断は、東京電力福島第一原子力発電所における事故発生後、いまだに事故の実態や原因が究明されておらず、抜本的な安全対策も講じられていない中でなされたものであり、原子力発電所の安全性について、国民的理解が得られた上での判断とは到底言えない。
 しかも、大飯原子力発電所の敷地内に、活断層の疑いが極めて高い断層である破砕帯が存在するという新たな問題が指摘され、11月2日に原子力規制委員会が調査を行った。その検討会では、規制委員会としての結論は出ていないものの、島崎邦彦委員長代理は、「活断層によるものと考えても矛盾はないが、地滑りの可能性が否定されているわけでもない」とまとめられ、追加調査が予定されている。現行の「安全審査の手引き」では、「断層運動が原因であることが否定できない場合は活断層を適切に想定すること」とあり、活断層である疑いが極めて濃いものとなっている。このことは、再稼働した大飯原子力発電所3号機と4号機の安全性が確保されていないことを示すものであり、このように、安全を最優先にするという福島第一原子力発電所事故の教訓が生かされていないことが、国民を一層の不安に陥れている。
 よって、政府に対して、国民の生命、財産を守る立場から、可及的速やかに福島第一原子力発電所事故の実態および原因を究明し、抜本的な安全対策が講じられるまでは、大飯原発3号機と4号機を停止するよう強く求める旨の意見書を提出されるよう請願する。

会議録

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