受理番号:請願第10号
あいばの演習場での日米合同演習を実施しないよう求める意見書の提出について
11月14日(水)13時半ごろ、陸上自衛隊あいばの演習場で、訓練中に発射した迫撃砲弾が場外に着弾し、民間人が乗った車が損傷した。県警から連絡が入った後も、実弾射撃を続行していた事実も明らかになっている。あいばの演習場では3年前にも、民家の屋根を銃弾が貫通する事件が起きるなど、住民の安全が脅かされる異様な事態が続いている。
そのような中、陸上自衛隊の平成30年度主要計画(統幕広報室4月6日発表)において、中部方面隊が2019年2月中旬〜3月上旬の間に2週間程度の演習を行う発表がされており、年明けにあいばの演習場で日米合同演習が行われる危険が高まっている。
あいば野における日米合同演習は、1986年から15回実施されているが、今回実施される訓練はオスプレイの沖縄県外への移転促進として、事故頻発のオスプレイを使用しての訓練になることが予想される。
北朝鮮と韓国との間では、対話の積み重ねにより、この9月に行われた南北首脳会談で、実質の朝鮮戦争の終結とも言えるピョンヤン共同宣言に署名。米韓の合同演習は取りやめられている事実もあり、 住民に危険を及ぼす実弾演習ならびに、日米合同演習の実施は許されるものではない。
真に県民の安全を守る立場から、日米合同演習に反対する県民の声に耳を傾けていただきたいと考える。
【請願事項】
憲法を守り、また県民の生命と安全を守る立場から、あいばの演習場における実弾演習ならびに、日米合同演習を実施しないよう、防衛省および関係当局に意見書を提出すること。