受理番号:請願第8号
後期高齢者医療制度廃止法案の速やかな審議と成立を求めることについて
請願要旨
4月から実施された後期高齢者医療制度は、高齢者への新たな費用負担など多くの問題を抱え、医師や国民などの強い反対を押し切ってスタートした。年金からの徴収額を見て市町に問い合わせが殺到するなど、開始早々から混乱を生んでいる。混乱のもとは、政府の説明不足に大きな原因があるが、制度自体にも問題があると指摘され、多くの国民は廃止、撤回を求めている。
国会において、野党が共同提案した後期高齢者医療制度廃止法案が参議院本会議で可決されたのは、国民の民意が反映された結果である。一方、政府・与党は一部の見直しなどで国民の怒りを回避しようとしているが、人間の尊厳を否定し、医療費抑制のみを目的とした制度の根幹には反省の弁すらない。衆議院において継続審議となったが、8月後半にも召集が予想される臨時国会にて、道理を尽くし、徹底した審議で廃止法案が可決・成立することが、国民の民意である。
ついては、後期高齢者医療制度廃止法案の速やかな審議と成立を下記のとおり国に働きかけられるよう請願する。
記
1.臨時国会にて、後期高齢者医療制度廃止法案を速やかに審議し、成立させること。
以上、地方自治法第99条に基づき、国に対して意見書を提出されたい。