受理番号:請願第4号
子どもたちの学びを保障する教育環境を求める請願
【請願趣旨】
長期の休校により、子どもたちには学習の遅れと家庭環境による格差が広がっている。学校は課題プリントの配布をして家庭学習を促すなどの努力をしたが、まだ習っていない基本的な知識を授業を受けずに理解することは大変難しく、保護者がどれだけ関われるかによって大きな差が生まれている。新型コロナウイルス感染防止による学習への影響は次なる感染拡大の波も予想され、カリキュラムの修正などにより来年度に至るまでつづくと予想される。今後もきめ細かな取り組みが教員に大きく課せられる。そのためにも1教室での子どもの人数は少なくすることが必要である。
また、子ども達の健康を守るために、教室も新しい生活様式に沿って例外なく「身体的距離が確保」できる条件を整え少人数学級にすることは保護者の切実な要望である。
しかし、今のままの教職員数では40人授業をせざるを得ない学校が大半である。国の第2次補正予算で盛り込まれた教員増は3,100人で、全国の小中学校の10校に1人しか増やすことができない。一人一人の状況に合わせた支援ができるよう、以下請願する。
【請願項目】
1.小中学校の教員を増やすための財政措置をとり、継続的雇用など処遇を厚くして人材を確保すること。
2.子どもや保護者からの相談に専門的な知識をもって受けられるスクールカウンセラーなど、人材を各校に配置すること。または相談窓口を設置し、周知すること。
3.清掃、消毒、給食配膳、オンライン整備などのための支援員を確保すること。