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少人数学級の実現に向けた意見書の提出を求める請願

請願第13号 少人数学級の実現に向けた意見書の提出を求める請願

受理番号
請願第13号
受理年月日
令和2年12月4日
付託委員会
教育・文化スポーツ常任委員会
継続審査状況
議決年月日
令和2年12月21日
議決結果
不採択
紹介議員
角田航也
節木三千代

内容

受理番号:請願第13号
 少人数学級の実現に向けた意見書の提出を求める請願

【請願趣旨】
 新型コロナウイルス感染症対策として行われた3ヶ月にわたる学校の休業は、子どもたちの心と教育に大きな影響を与えた。5月末から6月初めに行われたクラス半分程度の少人数による分散登校では、子どもたちから「いつもより勉強がよく分かった」「手を挙げやすかった」、保護者からは「子どもが、先生にいっぱい話を聞いてもらえたと喜んで帰ってきた」、教職員からは「いつもより子どもに寄り添って、教育活動をすすめられた」といった声が上がった。しかし、学校再開後はもとの35 人から40 人の学級に戻っている。今後も感染拡大が心配される中、新型コロナウイルス感染予防のための児童・生徒の十分な身体的距離の確保は困難であり、子どもたちの不安を受け止める手厚い教育も難しいと考える。
 こうした状況の下、7月2日には全国知事会など地方三団体が、「現在の40 人学級では感染予防のために児童・生徒間の十分な距離を確保することは困難」であり、少人数学級の実現へ「教員の確保が是非とも必要」だとした提言を発表した。
 7月の政府の骨太方針の閣議決定にも、少人数指導体制の整備がはじめて盛り込まれた。教育再生実行会議でも7月と8月の2回にわたって少人数学級実施を求める立場で委員が発言をしている。中教審特別部会の9月の議論でも少人数学級を実現するよう求める意見が相次いだ。政府・与党からも少人数学級を求める動きが活発になり、こうしたことを受けて文部科学省は、2021 年度政府予算に向けた概算要求で「学級編成の標準の引き下げを含め、少人数によるきめ細かな指導体制の計画的な整備」を事項要求として盛り込んだ。しかし、財務省は少人数学級の学力への効果に疑義を示しており、今後文部科学省との間ではげしい攻防になると予想される。
 学校における感染予防と、子どもに寄り添うゆきとどいた教育環境をつくる立場から、教員の配置を大幅に増やし豊かな学びと安全安心の学校生活を保障するために、国の責任で少人数学級を実現するよう強く求める。
 以上の趣旨に沿って、下記について、国に対して意見書を提出するよう求める。

                         記

1.国に対して少人数学級の実現を求める意見書を提出すること。

会議録

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