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コロナ禍による米の需給改善と米価下落の対策を求めることについて

請願第9号 コロナ禍による米の需給改善と米価下落の対策を求めることについて

受理番号
請願第9号
受理年月日
令和3年6月30日
付託委員会
環境・農水常任委員会
継続審査状況
議決年月日
令和3年7月16日
議決結果
不採択
紹介議員
黄野瀬明子
松本利ェ
杉本敏隆
節木三千代

内容

受理番号:請願第9号
 コロナ禍による米の需給改善と米価下落の対策を求めることについて

【請願趣旨】
 新型コロナウイルスの感染拡大による需要の「消失」から2020年産米の過大な流通在庫が生まれた。しかし、政府が有効な手立てをとらなかったため、2020年産米の市場価格は大暴落した。
 政府は、36万トンの上乗せ「減反」を打ち出したが、とても受け入れられる数量ではなく、感染拡大による、さらなる消費減少と相まって、2021年産米の昨年以上の米価下落が危倶されている。
 コロナ禍の需要減少による「過剰在庫」分は、国が責任をもって市場隔離すべきであり、その責任を生産者・流通業者に押し付けることは許されない。政府の責任による緊急買入などの、特別な隔離対策が絶対に必要である。
 同時に、国内需給には必要がないミニマムアクセス輸入米は、毎年77万トンも輸入されている。国内消費量はミニマムアクセス米輸入開始以来の26年間で、4分の3に減少したにもかかわらず、一切見直されていない。せめてバター・脱脂粉乳並みに不要なミニマムアクセス米の輸入数量を調整するなど、国内産米優先の米政策に転換することが必要である。
 コロナ禍の中、全国各地で取り組まれている食糧支援には、収入減で「1日1食」に切り詰めるなど、「食べたくても食べられない」方が多数訪れ、米をはじめとする食料配布が歓迎されている。行き場を失った農産物を政府の責任で買い取り、困窮する国民に提供することが、今こそ求められている。
 コロナ禍という、かつて経験したことのない危機的事態の中で、農業者の経営と地域経済を守るためには、従来の政策的枠組みにとらわれない対策が求められる。
 以上の趣旨から、下記事項についての意見書を政府関係機関に提出することを請願する。

【請願事項】
1 コロナ禍の需要減少による過剰在庫を政府が緊急に買い入れ、米の需給環境を改善し、米価下落に歯止めをかけること
2 政府が買い上げた米をコロナ禍などによる生活困難者・学生などへの食料支援で活用すること
3 国内消費に必要のない外国産米(ミニマムアクセス米)の輸入を当面、国産米の需給状況に応じた輸入数量調整を実施すること

会議録

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