受理番号:請願第5号
小・中学校の給食費の無償化を求める意見書の提出を求めることについて
【請願の趣旨】
国に対して「小・中学校の給食費の無償化を求める意見書」を提出すること
【理由】
新型コロナウイルス感染症の影響による経済の悪化に加え、円安などによる急激な物価高騰により、子どもを育てる世帯に貧困と格差が広がり、経済的に困難な家庭が増加している。大津市では学校給食費が、小学校で年間約4万円、中学校で約5万円となっており、複数の児童、生徒がいる世帯では重い負担となっている。
学校給食は、食を通じ、子どもの心身の健全な発達を目的とし、「食育」の推進をうたっており、教育の柱の一つとなっている。また、セーフティーネットの機能も果たしており、給食無償化を求める声はますます大きくなっており、子育て支援、少子化対策の一環として、全額または一部補助をする自治体が年を追うごとに増えている。
未来を担う子どもたちの健やかな成長のため、「義務教育は無償」とする日本国憲法第26条にのっとり、住んでいる地域によって格差が生じないためにも、国の責任で給食費の無償化を実施することが強く求められる。
ついては、貴議会より、国に対して「小・中学校の給食費の無償化を求める意見書」を提出するよう請願する。