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琵琶湖固有種のホンモロコおよびニゴロブナの県生産種苗の陸上養殖者への分譲について

請願第2号 琵琶湖固有種のホンモロコおよびニゴロブナの県生産種苗の陸上養殖者への分譲について

受理番号
請願第2号
受理年月日
平成20年2月26日
付託委員会
環境・農水常任委員会
継続審査状況
議決年月日
議決結果
不採択
紹介議員
沢田享子

内容

受理番号:請願第2号
 琵琶湖固有種のホンモロコおよびニゴロブナの県生産種苗の陸上養殖者への分譲について

請願要旨
 ホンモロコの漁獲量は少なく、値段も高いことから、ニゴロブナを加工したフナずしと同様、手の届かない高ねの花になっている。その原因の一つとして、琵琶湖を活用する資源管理型栽培漁業の推進、振興のみに注力されていることがある。
 全国の淡水魚関係の水産試験場は、有望養殖魚種を懸命に探査、研究しており、有望と認められると養殖業者や養殖挑戦者に無料講習会などを開き、水産試験場で自家生産した種苗等を無償または廉価で分譲し、養魚技術の実地指導を行い、養殖事業を成功させており、うらやましい限りである。
 県内では漁業者からホンモロコの活魚は入手できず、やむを得ず埼玉県の養殖者から種卵を高値で買い、ふ化、育成を始めた人もいるが、一番困った問題は、琵琶湖の天然のホンモロコとの外見上の差異が認められることである。差異をなくすためには琵琶湖の天然ものを親魚とするしかないが、我々が入手するには値段が高く、不可能である。
 このようなことから、県の水産課に種苗の分譲をお願いし、養殖教材用として平成17年度に約2万尾、平成18年度に約5千尾のふ化仔魚をもらったが、初期生物餌料発生の時期が合わず、全滅の憂き目に遭った。平成19年度は水産試験場のふ化量が少なく、1尾ももらえなかった。県は冷水魚の種苗は販売するが、ホンモロコやニゴロブナの種苗を部外に売らないのは絶対に納得できない。
 県が琵琶湖の漁獲量の大幅減少に対処して、水産資源の維持と増加を図るため、琵琶湖の天然水域での放流、育成、漁獲用に大量に生産、育成しているホンモロコおよびニゴロブナの種苗のごく一部を今春季および夏季の適時に当会会員および分譲を希望する陸上養殖経験者に陸上養殖用の種苗として分譲されるよう、当請願を採択されたい。

会議録

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