本文へ移動

現在位置 :トップページ本会議の開催状況 › 知事提案説明(平成19年11月臨時会)

知事提案説明(平成19年11月臨時会)

知事提案説明をPDFファイルで掲載しています。

平成19年11月県議会臨時会 知事提案説明および報告

平成19年11月県議会臨時会 知事提案説明および報告

 本日ここに滋賀県議会臨時会を招集し、議員各位のご参集を願ったところでございますが、提出いたしました案件につきまして、その概要と所信について述べさせていただきます。

 まず、去る11月10日から11日にかけて2日間にわたり本県で開催されました第27回全国豊かな海づくり大会は、天皇皇后両陛下に御臨席を賜り、全国から漁業関係者をはじめとする多数の皆さんをお迎えして、盛会のうちに大会の日程を終えさせていただきました。議員の皆様ならびに県民の皆さんの心からの歓迎と関係各位の御協力に対しまして、厚く御礼申し上げます。

 大会のために、早くから準備に取り組み、豊かで美しい琵琶湖を取り戻す活動を通じて、その意気込みを全国にアピールしていただいた漁業者やNPOの皆さんのご尽力に深く敬意を表するものでございます。
 この大会を契機に今後なお一層、琵琶湖の再生に取り組んでまいりたいと決意を新たにしているところでございます。

 また、両陛下には13年ぶりに御来県いただき、大会期間を含む10日から13日までの4日間、琵琶湖を取り巻く環境や本県の歴史・文化、福祉、産業の各分野において、終始深い関心を持って本県の事情を御視察いただきました。
 各御視察先や沿道などでは、多数の県民の皆さんの温かい歓迎に対して、にこやかに手を振られたり、優しくお声をかけられるなど、この上ない励ましを頂き、つつがなく御日程を終えられましたことは、喜びに堪えないところであります。
 私もこれを機に、さらに湖国のすばらしい魅力の発信と、活力にあふれたふるさとづくりに一層邁進いたしたいと心を新たにしているところでございます。

 さて、本日提出いたしました議案等についてご説明申し上げます。

 まず、報第11号、滋賀県基本構想の策定状況についてでございます。
 基本構想につきましては、昨年11月に「滋賀県基本構想審議会」に諮問して以来、6回にわたりご審議をいただき、去る6月に答申を受けて「未来を拓く共生社会へ」を基本理念とし、滋賀の将来の姿や重点的に取り組む戦略、行政各分野の施策の方向性などを掲げた素案を作成してきました。その後、これをもとに7月から8月にかけて県民政策コメントを実施したところでございます。

 基本構想は、県民の皆さんとともに地域づくりを進める上での共通の指針であるとともに、県行政の総合的な推進のための指針でもあります。
 現在の極めて厳しい財政状況の中でも、その実現性を確保する必要がありますことから、現在進めております行財政改革に向けた施策・事務事業の見直しと歩調を合わせて策定作業を進めるべきと考え、当初予定しておりました9月議会での策定経過の報告を見送らせていただいたところでございます。

 県民政策コメントでは、200人を超える方々から700件あまりのご意見を頂きました。現状分析にかかる意見や、「県政運営の考え方をもっと強調してはどうか」といった基本姿勢に関する意見のほか、高齢者の知恵と経験の活用や医療水準の地域格差の解消、地球温暖化防止、家庭教育力の向上といった具体的な提案など、暮らし感覚に基づくご意見やご提案を多数頂いたところでございます。

 本日は、こうした県民政策コメントで頂いたご意見と、全庁的に進めてまいりました事務事業の見直しなどの結果を踏まえまして、基本構想素案を修正し取りまとめましたので、そのご報告をさせていただきます。

 また、報第12号は、新たな基本構想の策定に伴い、平成15年度に策定しました「滋賀県中期計画」を廃止することについて報告するものでございます。

 ここに併せて提出しております案件でございますが、議第138号は契約の締結について議決を求めようとするものでありまして、琵琶湖流域下水道に係る管渠工事について着工することとし、円滑な執行を図ろうとするものでございます。

 以上、よろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。
Copyright © Shiga Prefecture. All rights reserved.